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フリーダカーロ。

フリーダカーロ。あたしはその名前に敏感だった。
高校生の時に友人が呼んでた本を読み、まず彼女の歴史を知った。絵を見たのはその後だった。
絵を見た時の衝撃。それはフリーダ自身の感情を「的確」に。深く、確実に。
そして現実をありのままに描いた、強烈な印象を与え、残像を残させるものだった。

なにより、感情を激しく突き動かすほどの「本能」と「現実」と「苦痛」の再現。
痛みと苦痛、混乱、愛、憎しみ、憎悪。そして、希望。

彼女の身体障害のことや恋愛沙汰が多くクローズアップされている風潮。
苦悩に満ち溢れた人生の女性。を象徴したものが多く、それは彼女の絵が憶測を掻き立てていることには違いはないのだろう。
実際に彼女は病とともに生きていたのだから。

痛みの描写が激しい分、「人生万歳」の西瓜に文字が刻まれた絵に見た、
「希望」に心を抉られる。

彼女が残した、「出口が喜びに満ちてるといい。私は戻りたくない」

そこに死にも希望を抱いてる姿があり、全人的苦痛からの解放を願った姿を見た。
人生に於いて彼女は、苦痛に満ちた人生の中でも、決して希望を捨てなかった。
そう疑うこともなく信じている。

そこにあたしが見た絶望と苦痛が重なり、それは様々な痛みを呼び覚ました。
意識を失う前に見た、眩いばかりの光。

やっと、これで、楽になれる。

希望に満ち溢れ、苦痛からの解放に。
視野が狭くなる中でも、あの時見た光を忘れる事はない。
きっと、フリーダ自身が見た光。希望なのだろうと勝手に思っている。

今回、彼女の遺品に向き合ったドキュメンタリー映画を観、
彼女の遺品を公開することにより、彼女は再び蘇った。

彼女は、神ではなく「ひとりの女性であり、人間である」
ただそれに尽きる。あたしの中でも神格化することはなく、
的確に自分の痛みや感情を相手に伝えるだけの「表現」ができるアーティストという認識は変わっていない。

最初から、映画を観るには覚悟が必要だった。
それはあたし自身の痛みを呼び覚ますきっかけになることは解りきってたから。
案の定、生と死、女性と人間の重圧と自らの身体的苦痛と精神的苦痛のフラッシュバック。
なにより、「生きる」強さ、遺品が語り掛ける存在感に彼女の苦痛と希望を感じ。
きっと夫リベラが「自分の死後15年は浴室を開けないでくれ」と言ったフリーダへの
愛と独占欲、嫉妬を感じ、そこにふたりが築いてきた歴史を感じ。

最近立て続けに末期がんの患者さんを看取っていたために、その患者さんたちの苦痛と闘いを思い出し。
最期まで、死にたいと嘆き、声が出なくても涙で訴えていた患者さんの
切実に死を望んだ苦痛からの解放と訪れた苦痛からの解放に、救いを見た姿を思い出し。

今まで抑えてた感情や、ごまかしていた苦痛の箍が外れて。
家に辿り着いた瞬間涙が止まらなくなり、過呼吸を起こす。

普段から感情を抑制し続けて、死んだ感性と。
目の前の生と死を見続けた後遺症ともいうべき、「慣れ」と。
無意識に死んだ感情が一瞬にして蘇る瞬間、あたしは生きているのだと思う。

まともに生きることもできず、死ぬことも失敗したあたしは、
フリーダの強さに打ち拉がれながらも、まだ人生に希望を感じていたいのかもしれない。

奇遇にも、このブログの最後の記事がメキシコで。
そしてメキシコに始まった。

重い腰をやっとあげてブログを書くことが出来た。
それはあたしが衝動を文章とか、写真でしか表現することが出来ないからなのだろう。

感情と葛藤と変な正義感に塗れた文章や
以前の様な写真が撮れなくなってどれくらいたつのだろう。
まあ、それはそれでもういいのかもね。
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プロフィール

sakyohidzuki

Author:sakyohidzuki
左京
S.58.9.28

いつまで経っても手負い。笑
この運動神経のなさで生き延びているのが
不思議なくらい。

現実には色んな事柄に束縛されてるのに
今まで以上に自我のまま進めてるのは
一種の諦めのようにも思う。

昔一番だったものは入れ替わり。
眼中になかったものに価値を見出し

攻撃系はすべて自分の内面に。
もちろん゛暴力゛は忘れずに。

時々感情のコントロールが出来なくなる
フラッシュバックに嗚咽が出るほど叫びまわっても
最期に行き着く場所は同じ。

知らず知らずに自滅しているのは
毎度のことで。

無関心に堕ちる前に
終らせたい事とか。

無様な姿を曝すのも
ここだけでいい


☆ポートレートモデル
再現VTR、MV、CM等々しれっと
いたりする。
ベストジーニスト2016一般部門
投票終了!
応援&投票有難う!!

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