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Absolutism

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足元に纏わり付く手。
その「声」に耳を潰す
病的に前だけを見て。


引きずられ、縺れる足。
無視して前に進める事など可能なのだろうか。
進めば進むほど絡まりは一層強くなった。



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地を駆けずり回る。
あたしには底から伸びるものには目もくれなかった。



何処までいっても、きっと納得が行かないだろう。
辿り着いたと思った瞬間
目的の場所はまた遥か遠くにある事を知る。
そして、何の為に進んでいるのかさえ見失う。



きっと、辿り着くことは無い。
きっと、知る事は無い。



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片腕だけが後ろに思い切り引っ張られる感覚に襲われる。
瞳孔が、瞬時に開く感覚がわかる。
「何か」が、あたしの横を瞬時に掠めた。




そして、「それ」が何メートルも通り過ぎた後で
全身に降りかかる戦慄。意識と体がアンバランスな螺旋を描き
何故、鳥肌が立っているのかなんて理解できなかった。



その正体は、この世のものとは思えない恐怖だった。
自分より強いもの間近にしたときの「動物」としての「死」
その時、あたしは初めて、最期に訪れる静寂を感じた。




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唯、「静」なのだ。


すべての意識や頭の回転が虚無になる瞬間。

過去も未来も感情も記憶も。
迫り来る生命の危機に曝された瞬間。


これを何と呼ぶのだろう。


その名前を教えて。


そう呟いた。



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足が吊るされていた。
それは唯一の義足屋だった。

その店の隣でバクシーを乞う人。

この写真の人の足は失われていた。


あたしはそれを無視した。
唯、目も見ずに唯一持っていた包帯だけを残して。


同情も。博愛も。慈悲も 「哀れみ」も。



残念ながらあたしには持ち合わせていないものばかり。



義足屋があったって、どれだけ手にできる人がいるだろう。

あたしの目には、滑稽にしか映らなかった。



その風景に、遥か昔に見た映画で
パラシュートで支給されて舞い降りる義足を求め喚く
人々の喧騒を思い出す。
その姿に、何も不純な理性など無かった。




手に入れられない人にとっては全てが皮肉掛かって見えるもの。




それが殺し合いを引き起こす事だってあるように。

それが延々と続く紛争や民族抗争を起こす事だってあるように。




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現実を知れば知る程、何も言えなくなった。
納得のいくような答えなら出せるだろう。


でも、言葉で言い表す程陳腐なものでは無い。



表現すれば、この現実の意味を失う。






身に降りかかった必然的な事故。
自分の焼ける匂い。



背中やわき腹に穴が開いた。そこから血溜を抜いた。
麻酔の無い状況の意識が薄れそうになる中で
何故かある人の顔を思い出していた。



何より、背中に傷を付けたことを悔やんでいた。
頭や顔にも多少の怪我をしたけれど
なにより、刺青に傷をつけてしまった事にショックを受けた

それ位あたしの脳は現実とかけ離れた場所を漂っていた。




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それは同時に、ある少年の命を失わせた。


花売りから花を買い、形以上に受容的な。
今、起こっている全てを「受容」しているような弔い。


今、起こっている事が果たして「絶対的」な「悪」と言えるのか。


唯、良いも悪いも。善も悪も判断のつかない。洗脳的な生活の中で。



毎日毎日聖書を掲げ、人を殺していいという「善」な殺人と。
悪の上での善良な合理的な思想と。


その矛先がその少年に降りかかった気がした。


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「死は特別なもの」





あたしはそう思っていた。



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プロフィール

sakyohidzuki

Author:sakyohidzuki
左京
S.58.9.28

いつまで経っても手負い。笑
この運動神経のなさで生き延びているのが
不思議なくらい。

現実には色んな事柄に束縛されてるのに
今まで以上に自我のまま進めてるのは
一種の諦めのようにも思う。

昔一番だったものは入れ替わり。
眼中になかったものに価値を見出し

攻撃系はすべて自分の内面に。
もちろん゛暴力゛は忘れずに。

時々感情のコントロールが出来なくなる
フラッシュバックに嗚咽が出るほど叫びまわっても
最期に行き着く場所は同じ。

知らず知らずに自滅しているのは
毎度のことで。

無関心に堕ちる前に
終らせたい事とか。

無様な姿を曝すのも
ここだけでいい


☆ポートレートモデル
再現VTR、MV、CM等々しれっと
いたりする。
ベストジーニスト2016一般部門
投票終了!
応援&投票有難う!!

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