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LAST GAME

何処かに置き去りにした「感情」を探しに向かった先は。
あたしには余りに刺激の強すぎた「ゲーム」の世界。
昔、年から年中といっていい程、のめりこんでいた世界。
遠い「昔」。その日を境に、一切触れなくなった。

あれからもう長すぎる年月を経て、
やっとまた、そのゲームの世界に向き合う事が出来た。
映像や音。美しすぎる幻想の世界が苦しすぎて。
幼き頃、その世界にあまりに感情と幻想を掻き立てられ、
思春期の頃から、その美しさが、苦しくて仕方が無くなった。

抉られる。何もかもが抉られる。

幻想の世界が美しすぎて。

現実を悲観した。それは「現実」を知ってから苦痛に変わった。
同じ「人間」が作り出した「世界」なのに。
こんなにも美しく、響く音を創造しているのが、信じられなかった。
同じ人間がつくりだすものが、
こんなに違うものなのだろうか。
その不一致が、幼きあたしには解らなかった。理解したくなかった。

でも、幻想は、現実を知っていないと創造できないんだね。
現実を知っているからこそ、美しいものが創造できる。
それを気づいたのは大人になってからのあたし。

もう二度と触れる事は無いと思っていた世界。

あたしは、本当に苦しくて、気が狂いそうになる物事には、
決して触れない。
色々な現実と感情と向き合ってきたあたしが、唯一避けていた世界は、
幻想の世界。

これだけは、あたしの本能的な苦痛となって、
全力で拒否しつづけていた。
今になって、何故それに向き合ったのかというと、
感情が平坦化し、音も視も、シャットダウンしてしまう感情を元に戻すため。
これは、あたしにとって自分が壊れてしまわない様に、必要だったもの。
自分自身を取り戻したかった。

「音」に触れたとたん、眩暈がして、吐き気が催す。
「視」。目に映る全てのモノが「記憶」を呼び覚ます。

痛い、痛い、何もかもが圧迫した苦痛に変わる。

『やめて、触れないで、あたしは、もう、目覚めたくない。』
意識の中で、別のあたしがそう叫んだ。

耳を潰してしまいたくなるような悲しい音と、「記憶」。
吐き気がとまらない。
ソコまで来るともう、音関係なく、幼い時の「記憶」や憶測が甦ってきて、
涙が止まらなくなっていた。

暫く立ちすくみ、思考停止に至るまで追い込まれた。
でも、何も生まれない。何も戻ってこない。

あたしには何も残されていない。
創造する気力すら、もう、残されていない。

自分自身、限界だと思ったのは、これが初めてだ。
本当に、自分自身を見失う瞬間が、こんなにも不安だなんて。

それに触れたあとは、より一層深く虚無が圧し掛かってきて。
結局は、感情を錯乱させただけだった。

苦痛は、苦痛しか呼ばず、そして、何も創造しない。

残ったのは無様に朽ちた僅かな希望の残骸だけで。
あまりにも鮮やかに振り回してくれるもので、
薄ら笑いが浮かぶ位だ。

痛みに反応するのは、それが快楽だからだ。

一杯、音楽を詰め込んだ。
その期待は空回りし、あたしには空虚な足跡だけを残した。

掠った瞬間、それは強靭な威力をもって、体中を殺傷した。
気づかない程度の風が、致命的な刃となって突き刺さる。
体からは止め処なく血が溢れ、痛みすら感じない。
自分自身に何が起きているのかわからない。

でも、確実に体は朽ちて逝く。
遠のく意識。走馬灯のようにまたその響が体を包む。
痛い。
その時、あたしの神経がマトモに反応した。
切れたか切れないか判らない程度の鈍痛。

その響が沁みるのは、きっと何処か欠落し、磨り減った傷があるからだ。
傷の無い場所は、シミルことなく、スルーしていく。

それが掠った瞬間、致命傷を負った事すら気づかず、
体の一部が崩れたまま舞い踊る。

細い細い透明な糸で紡がれた、もの。

その糸が幻想なのか、妄想なのか、はたまた希望なのか、わからない。

でも、あたしにはその糸しか目に映っていない。
かすかな、細く、今にも断ち切られそうな糸。
あたしは、盲目的にそれにしがみついた。
なんの確信もなく手探りで探し当てたもの。

手にするものは、幻なのか、自分自身なのか、これ以上の虚無なのか。

あたしには、信じられるものが何一つ無い。
中途半端が許され、何事も甘やかされたあたし。
それを利用し、生きてきた。
逃げていた。
あたし自身が何処に行ったらもどるのか、判らない。
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プロフィール

sakyohidzuki

Author:sakyohidzuki
左京
S.58.9.28

いつまで経っても手負い。笑
この運動神経のなさで生き延びているのが
不思議なくらい。

現実には色んな事柄に束縛されてるのに
今まで以上に自我のまま進めてるのは
一種の諦めのようにも思う。

昔一番だったものは入れ替わり。
眼中になかったものに価値を見出し

攻撃系はすべて自分の内面に。
もちろん゛暴力゛は忘れずに。

時々感情のコントロールが出来なくなる
フラッシュバックに嗚咽が出るほど叫びまわっても
最期に行き着く場所は同じ。

知らず知らずに自滅しているのは
毎度のことで。

無関心に堕ちる前に
終らせたい事とか。

無様な姿を曝すのも
ここだけでいい


☆ポートレートモデル
再現VTR、MV、CM等々しれっと
いたりする。
ベストジーニスト2016一般部門
投票終了!
応援&投票有難う!!

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